皆様、こんにちは!
別荘管理部 兼 リフォーム部 の 橋本です。
さて、今回のタイトル「春、気持ちよく迎えるために(お庭編)」というのは、
戸建の御別荘を所有されている方を対象にお話しできればとおもいます。
軽井沢に戸建別荘を所有されている方にとって、樹木に囲まれたお庭をお持ちの方は少なくないとおもいます。
その景観を目的にご来荘される方もたくさんいらっしゃいます。
一方で、草刈や落葉清掃といった管理面についても、ご相談をいただくことが多数あります。
「草刈りは何回すれば良いのか」
「落葉清掃はいつやれば良いか」
といったご相談は、多くいただく内容のひとつです。

答え方として正解はないとおもっておりますが、
所有者様がお庭とどう関わっていきたいか
ということが大きなポイントになります。
ある程度の維持管理、という観点でよければ、
草刈りは2回から3回
落葉清掃は2回
ということが、軽井沢の戸建別荘における管理に携わるものとして指標としてご案内しております。
では、いつ行えば良いか。
草刈りは、
5月から6月に1回
7月から8月に1回
9月から10月に1回
落葉清掃は、
11月から12月に1回
3月から4月に1回
がおすすめです。
この情報発信をしているこの時期において、落葉清掃は絶賛実施中ですが、草刈りを適正に行えていないと、落葉が下草に絡まり、綺麗に仕上がりません。

先ほど、草刈りは2回から3回、と記載しましたが、2回で納めたい場合には、
下草が伸びる全盛期の真夏より前に1回、お盆を過ぎて秋のあいだに1回実施することで、
冬の落葉清掃時に落葉が綺麗に片づけやすくなります。
落葉には広葉樹の落葉や、カラマツなどの針葉樹の落葉があります。


地面の環境にもよりますが、後者の針葉樹落葉は特に絡まりやすいので、清掃時には綺麗に納まらず悩ましいものです。
定住されている方は、日常的に清掃をされている方の姿もよく見られますので頭がさがります。
落葉清掃のタイミングについては、冬に1回、春に1回の計2回としておりますが、
春にまとめて1回で行うほうがコストがかからず良いようにおもえますよね。
別荘管理の観点から、なぜ2回をおすすめするかと言うと、
①冬のあいだに降る雪の影響から、落葉が水分を吸って重くなる前の軽いうちに片づけておくほうが作業効率が良い
②冬のあいだ落葉を寝かせると、春に水分を吸った落葉が地面に張り付いてしまい最終的に綺麗に納まらない
という、作業する側からの目線ではありますが、実働スタッフの現場の声を反映させているからです。
やはり、実際に携わったひとの話はリアルで信憑性が高いものとおもいます。
また、冬のあいだには、樹木は成長を休むため、古くなった下枝等は春までに落下することが往々にしてあります。
冬に落葉清掃したはずなのに、なんだか汚らしいお庭になっている
というのは、それがひとつ原因となっていることには違いありません。
さて、タイトルに戻りますが、
「春、気持ちよく迎えるために(お庭編)」
は、これらの管理を適正な時期に適当な回数を行うことで、
春のご利用を気持ちよく再開できるのではないかと考えます。
参考になれば幸いです。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。