朝夕は冷え込むようになり、肌寒さを感じる今日このごろです。
今回は言わずと知れた観光地、「めがね橋」をご紹介させていただきます!
新幹線がまだなかった頃、国鉄信越本線の横川駅-軽井沢駅間に立ちはだかる碓氷峠を越えるために使用されていた橋梁の一つが、碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」です。

煉瓦造りの4連アーチが美しく、周りの緑と相まってとても趣があります。
下を流れる「碓氷川」の水音が、さらに壮麗な雰囲気を演出しています。
上に登ってみると、視界いっぱいに緑が…!

奥のトンネルに近づくと、ひんやりとした風が通って気持ちよかったです。
もっと秋が深まれば、紅葉が楽しめそうですね。

碓氷峠は勾配がきつく、中山道を歩いて峠越えを行っていた時代から難所とされていたそうです。
その勾配を鉄道が登るために取り入れられたのが、「アプト式」という方式でした。
せっかくなので、実際にアプト式の鉄道を見るために「碓氷峠鉄道文化むら」へ。
「碓氷峠鉄道文化むら」には、旧碓氷線で活躍してきた様々な車両が展示してあります。

そして、こちらがアプト式鉄道の歯とラックレールです。


この二つが噛み合うことで、碓氷峠の急勾配を鉄道が登っていくことができたのですね。
廃線となった現在では「アプトの道」という遊歩道として整備され、横川駅から熊ノ平駅まで歩いて往復できるようになっております。
この日は天候もよく、ハイキングを楽しむ方もいらっしゃいました。
ただ、横川駅~熊ノ平駅間は片道約6kmあるので、往復される場合は服装などご注意ください・・・。
秋晴れの心地良い日に、自然を楽しみながら軽井沢の歴史に触れてみてはいかがでしょうか?