軽井沢がイタリアの一つの州だったら・・・という考えをもとに
その瞬間の旬の食材を使ったイタリア料理を味わえるアットホームなお店
お店のこだわりを教えてください
最近は人工的に作られていて旬の時期ではなくても簡単に手に入りますが、本当の旬の時期に野菜を食べて欲しい。
何故かと言うと、春は特にわかりやすいけど、冬の寒い時期を耐えて体が山菜のような苦みのあるものを自然と欲している。
そういうものを食べることによって、体に溜まった悪いものを排出し、暑い夏に向けて体ができていく。
自然の摂理というか、そういう考えに固執している訳ではありませんが、一部共感するところありますし、何よりその時期に食べることが一番美味しく食べられると思うからです。
味付けも基本的にはあまりいじらない。
今回のスープはロマネスコですが、出汁とかクリームを入れればコクが出るけど、そのものの味をストレートに食べるためにたどり着いたのはお水と塩のみ。
自分としては美味しい野菜なのに他の物を足してしまっては野菜の味が薄くなってしまうという感覚です。
使用する素材の量も通常の方法と比べたら倍くらい使っています。
それってある意味贅沢ですよね。
また、野菜をお肉やお魚と同じようにメインで扱っていて、夜のコースだとメインディッシュに焼き野菜のバーニャカウダなどを盛り付けるのですが、メインと同量…メニューによっては野菜の方が多いときもあるくらい。
野菜を使用する量が半端ないです。
東京ではソースなどを使って繊細な味付けで作っていましたが、軽井沢ではもっと素材の味を楽しめる料理が求められていると感じ、シンプルに「焼く」野菜を出しています。
オードリーヘップバーンの映画が流れる落ち着いた雰囲気の店内
所々に猫の小物が隠れていてヘップバーンや猫好きの方には特におすすめです。
軽井沢を選んだ理由と今後の軽井沢について
第一に「野菜が美味しい」。
特に葉物が全然違う。
唯一の難点は魚がないことですが、最近は北陸新幹線のおかげで金沢や福井の魚が入ってきますね。
あとは、軽井沢は観光地ということもあり、高価格帯のお店が多いと感じたので、適正な価格で美味しいものを提供したいということも軽井沢を選んだ理由。
徐々に共感してくれる仲間も増えてきたし、元々そう思ってやっている人も発見できて。
そういうお店が増えてレベルの底上げができれば、年間通してお客さんが来てくれるような街になるのではないでしょうか。
夏に向けてのおすすめと読者へのメッセージ
野菜限定ではなく、その日その時によって手に入った食材で提供します。
野菜の美味しさ、ここでしか味わえないものを是非味わってほしいですね。
夏は予約のお客様が中心になるので、お越しの際は事前にご連絡いただきますようお願いします。
店舗情報
🏠〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢167-47
📞0267-41-0018
🕘昼:12:00~15:00/夜:18:00~LAST
定休日:水曜日(但し、8月は不定休)
🚗なし(近隣に有料駐車場有り)
🌏http://centodue102.com/
カード可、予約可、貸切可(要相談)、ペット可(ランチのテラスのみ)、子供連れ可、英語OK、イタリア語OK