東京では桜が満開になったとのことですが、軽井沢は寒い日が続いております
まず、会場となりました「中棚荘」さんですが、明治の文豪・島崎藤村ゆかりの宿として有名な老舗旅館です。
その中棚荘さんでお食事を愉しめる「はりこし亭」さんは小諸城址”懐古園”の欅(けやき)が使用されており、善光寺への参詣者や北陸の大名の参勤交代が通った北国街道沿いにあった旧家を移築し、平成14年の元日に開業されたそうです。
「はりこし亭」という名の由来は、島崎藤村によって書かれた『千曲川のスケッチ』の「君はまだハリコシなどというものを食ったことがあるまい」という一節にある「はりこしまんじゅう」(そば粉を原料とする焼き餅)からつけられたとのこと。
そんな風情や歴史のあるはりこし亭さんで開催された「”さくら咲く”中棚荘はりこし亭のワイン会」は、世界でも珍しい女性だけによるワインの審査会「サクラアワード(SAKURA Japan Women’s Wine Awards)2019」で受賞したワインをはりこし亭の美味しいお食事と一緒に味わうという会でした。
はりこし亭に入ってまず目に入ったのは、たくさんの可愛らしいつるし雛などのひな人形。





この落ち着いた雰囲気のはりこし亭を鮮やかに彩っているつるし雛のほとんどが女将さんの手によって造られたものとのこと!
全体を見ても壮大で素敵ですが、一つ一つ丁寧に作られており、個々に見ても素晴らしい作品でした(*’▽’)
そしてワインは小諸市にある「小諸なる小宮山酒店」のシニアソムリエであり、サクラアワードの審査員もされている「岩下順子」さんが選定。
今回のワインリストはこのような感じでした☟


そして、お料理メニューはこのような感じ☟

まずは1品目「ウンドラーガ・スパークリング・ブリュット」!

青リンゴのような爽やかな清涼感が乾杯にふさわしいワインでした
お料理は先付けの「養老チーズ豆腐」(‘ω’)ノ

菜の花や桜花など見た目にも春らしい一品
2品目は「ポールジャブレ・エネ・ヴィオニエ」!

ヴィオニエ種という希少な白葡萄で造られた華やかな香りの白ワイン。
後味も長く楽しめる今まで味わったことのない白ワインでした
このワインに合わせるお料理はお造り「桜鯛皮湯引き 大根けん」(*’▽’)


素敵な器に入った桜鯛はぷりぷりで、湯引きした皮はコリコリとした触感( *´艸`)
桜の花弁を模った紅心大根がまた素敵です
3品目は「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン・ラフォーレ・ブルゴーニュ・シャルドネ」!

有名なブルゴーニュ地方のこれまた有名なシャルドネ種を使用した白ワインです。
ナッツ系の風味が感じられるワインで、一緒にいただいた鍋物の「鰆若竹鍋」との相性もバッチリ(/・ω・)/

鰆やタケノコももちろん美味しかったのですが、出汁がこれまた絶品(*´ω`*)
思わず全部平らげてしまいましたw
続いて焼物の「サーモン木の芽照り焼き」

木の芽がほのかに薫るサーモンと焼き茄子で永遠にワインが飲めそうでした♪
4品目は「ヴィニエティ・ザブ・イルパッソ」!

アマローネ的効果(厳選した葡萄を陰干ししてから造る製法)を採用して造られているという初体験のワインでした。
ワインに詳しくないので、ネレッロマスカレーゼ種という品種を初めて聞きました…が、めちゃめちゃ美味しい(*´ω`*)
サクラアワードの最高賞であるダイヤモンドトロフィーを受賞していると聞いて納得
お料理は酢物で「蛍烏賊 酢味噌」

赤ワインと蛍烏賊は初めての組み合わせでしたが、もっと食べたくなるくらい美味しかった…春キャベツや長芋も違った触感や味わいがあってワインが進みます><
5品目は「ゴヴェルノ・アッルーゾ・トスカーノ・ポッチョ・チヴェッタ」!

深みのある赤ワイン然としたワインでした(*´Д`)
赤ワインはあまり飲みなれないのですが、このワインは飲みやすくてお代わりをいただいてしまいました…(*ノωノ)
お料理は揚物で「白魚東寺揚げ」

東寺揚げという湯葉を使った揚物で、白魚の美味しさがより一層感じられました☆彡
ふきのとうのほんのり苦い味わいが春を感じます
最後は日本酒で「喜久水 立春しぼり 吟醸 生原酒」!

この時期限定の生原酒ということで、雑味を感じないフレッシュな味わいでした
釜炊きご飯と汁物、香の物という日本酒を楽しむには最強のセットが登場★

やはり塩分があると日本酒の減りが早いですw
最後に季節のデザートも頂き、大満足の会でした!


また機会があったら是非参加させていただきたいです