ふらっと立ち寄れるあたたかみのあるレストランでこだわりのスープカレーを味わう。
「食べ物の中でスープカレーが一番好き!昔から各地のお店に食べ歩きに行っていました」というオーナーの吉野博之さんが料理人になったのは20年ほど前。軽井沢のホテルで和食やフレンチを学び、その後「より多くの人に自分の作る料理を提供したい」という思いから、東京や神奈川のお店でイタリアンの経験を積みました。いろいろなジャンルの料理を習得した吉野さんは「いつか独立したい」という思いを2024年7月に実現。軽井沢にスープカレーをメインにしたレストラン「Soup With」をオープンさせました。
店名は「〜入りのスープという意味ですが、地元野菜を中心とした彩り豊かな季節野菜を食欲そそる様々なスパイスといった食材にプラスして、感謝の気持ちや愛情まで色々な物を入れています」という吉野さんの思いが込められています。
スープカレーをお店のメインメニューにしたのは、吉野さんご自身がスープカレーが好きということもありますが、料理人として今まで培ってきた経験を料理に活かせると感じたからでした。
お店で提供しているスープカレーのスープには和の出汁を加えつつ、フレンチやイタリアンの要素も盛り込んでいます。地元の農家から直接仕入れた野菜を使うため、季節に合わせて野菜の種類も変わります。メニューにはスパイスをガッツリ効かせた「しっかりめ」と、出汁や野菜の旨味を感じる「さっぱりめ」があり、辛さは抑え気味に仕上げています。また卓上には七味ベースのオリジナルスパイスがあり、お好みで辛さを調節できるようにもなっているので、誰もが自分の食べやすい辛さで楽しめる工夫がされています。
スープカレー以外に、ビーフカレーやテイクアウト用にお弁当なども楽しめるそうです。店内は白を基調に、シンプルなデザインにしました。また、工場見学をイメージしたガラス張りにして、誰がどんな風に調理しているのかを実際に見ていただき、安心感を持って食事を楽しんでもらえる造りにこだわりました。
「自分の好きなことをしているので毎日楽しいですが、初めて来店された方に満足していただけるものを提供できているか、2回・3回とリピートしてくださる方が飽きることがないかなど、楽しいのと同じくらい怖さもあります」と吉野さん。「常に同じものではなく進化させていくこと」「お客様の期待に応えること」にもやりがいを感じているそうです。調理中でお声掛けできなかったお客様にはお会計の際に少しお話させていただくなど、お客様とのコミュニケーションも大切にしています。
「地元に定着したお店にすることが目標。ここで根を張り、背伸びをせず、いろいろな人がいつでも気軽に来ていただけるお店になっていったら」と語る吉野さん。誰でもふらっと立ち寄れてあたたかなスープカレーとオーナーの優しさに触れることができるお店です。
Soup With
0267-41-6938
軽井沢町大字長倉4679-59
(Googleマップを開く)
10:00〜16:00(日・祝日は〜15:00)
月・火曜日
有