シンプルでありながら毎日変わる心身に寄り添うプラントベース焼菓子
お子さんが卵アレルギーを持っていたため、一般的に売られているお菓子を控えていたというオーナーのあやさん。ご自身もマクロビオティックを学んだ経験があったことから、「体調管理は食から」という思いが強くなり、試行錯誤を重ねてお菓子作りを始めたそうです。

作ったお菓子は家族だけで食べるのではなく、友人にも振る舞っていたそうですが、あやさんが作るお菓子の評判が口コミで広がり、個人やお店から注文で入るようになり、イベント出店にもお誘いいただけるようになりました。その後、お子さんの小学校入学をきっかけに、「子育てや家庭とのバランスを大切にするため、営業は週に3日ほど」と定めて2018年7月に焼菓子工房「おやつあや」をオープンさせました。


おやつあやではお菓子の満足感を重視するとともに、季節感も大切にしています。材料に関しては、長野県の食材や国産小麦粉をはじめ、北海道産甜菜糖やオーガニックメープルシロップ、黒糖など天然由来のものを使用。また、プラントベース(植物性材料)を基本に卵やバターを使わず、カカオ、フルーツ、ナッツを主役にした「シンプルでありながら心身が満ち足りる味」を目指したお菓子を提供しています。
あやさんが一人で切り盛りするお店ですがフェミニンなイメージにはしたくないという思いから、リノベーションを手掛ける友人に細かな部分を一つひとつ相談し、漆喰壁塗りやタイル貼りは一緒に作業するなどしてこだわりの内装に仕上げました。

スタイリッシュでありながら、どこかあたたかさを感じる店内には、しっとりとした生地に、季節の果物を使うフレーバーが人気の「スコーン」や、カカオの香りが楽しめる濃厚な味わいの「カカオパテケーキ」などが揃っています。大判サイズの「ワインパミスグラハムクッキー」は、小諸市の「ジオヒルズワイナリー」でワインを絞ったときに出たワインパミス(搾りかす)を使ったユニークな一品で、大人の味わいが楽しめると評判です。


毎週4〜6種類用意される週替わりの「スコーン」など、季節やその日によってラインナップが変わるので、来店するたびに新しい味に出会えるのも嬉しいポイント。
「自分が思うおやつあやらしさと、ご愛顧くださるお客様が求めるもののどちらも大切です。そのバランスを見据えつつ日々の作業を丁寧に行うことで、自然とあるべき姿が見えてくるのが理想」と語るあやさん。「季節や体調によって変化する人の心や体を受け止めて、寄り添っていきたい」という気持ちが込められたおやつが並ぶお店です。
おやつあや
Instagramまたはメール(oyatsuaya. karuizawa@gmail.com)から
軽井沢町追分上の原1552-20
木曜12:00〜18:00、金・土曜10:00〜16:00(臨時変動有)
日曜~水曜、木曜午前
有
詳細はInstagramで「おやつあや」を検索


