軽井沢を代表するカラマツ並木が印象的な三笠エリアにある築20年の「飲食店」をリフォームしました。自然の風景を壊さない、温もりのある空間を大切にしています。
新しさよりも古き良きものを意識
軽井沢の風景に溶け込む、伝統的な技法で仕上げられた鎧張りの外壁や緩やかに空間を区切る格子窓、三笠の自然に調和する苔庭はそのままに、古き良きものを残し融合をテーマにリフォーム。最近はあまり見かけませんが、昔の軽井沢に多く見られた濃い目の朱色の屋根も原点回帰として取り入れました。

こだわったのは「温もり」のある室内
オーナー様の意向もあり、温もりを重視し、室内は暖色系をメインとしました。また、空間の中に重厚感のある黒系の梁やキッチンを入れることにより、周囲の色を強調させつつ引き締める形を取っています。洋室は遊び心を加えるため、アクセントとして壁一面を赤色や青色のアクセントカラーにしました。床には突板フローリングを採用し、触れたときの心地よさや本物の肌触りから温もりを感じられるようにしました。照明も暖色とし、梁の影が天井に映るなど、あえて陰影を出す演出をしています。

住みやすさに配慮した設計
道路や隣地からの窓への視線を考慮し、窓は高所窓に。光を取り込みすぎず、かつ圧迫感のないように配慮しました。斜めに配置したキッチンは、立った際に道路からの視線に入らないよう、一番良い角度で自慢の苔庭が見えるように工夫。玄関やキッチンの間取りに無駄が出ないように、東西に抜け感を出し、空間が広く感じられるようにしたのもポイントです。浴室からも庭の風景が楽しめます。温かみのある自然石に近い物を浴室タイルにセレクトし、窓からの景色を邪魔しない空間色を採用しました。元の店舗にあった薪ストーブやベネチアンガラス風のペンダント照明は再利用しています。ガラスにはお店のマークが貼ってありますが、それも古き良きものとの融合の一環として意図的に残しています。



リフォームは構造上の関係で間取りが自由にできないなど、注意点もございます。リフォームのご相談や気になる費用のことなど、お気軽にロイヤルインテリアまでお問合せください。
最新スタイルのリフォームで快適なお気に入りの空間へ。新たな暮らしをお手伝いさせていただきます。



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