これからの季節、害虫駆除の相談が多くなってきます。そこで、害虫駆除のプロ「有限会社ミヤマ」の森山さんに害虫駆除についてインタビューしました!
建物周りを清潔に保つことが害虫駆除の第一歩
登内:「毎月巡回を行っているとこの時期は室内でよく虫の侵入と遭遇します。対処法などありますか?」
森山さん(以下敬称略):「室内に入ってくる虫はこの時期ある程度決まっています。山アリやカメムシ、カマドウマですね。どれも身体が小さな虫たちなので、窓サッシのわずかな隙間や床下から排水管内を通って侵入されます。正直言うと100%防げるものでないのですが、建物周りの落葉を掃除することは効果的とおもいます。」
登内:「なるほど。確かに落葉の下は虫がたくさんいるイメージがありますね。
森山:「そうですね。梅雨の雨が落葉を湿らせるとそこに虫が集まってきます。基礎や壁を伝って入ってきたり、外敵が少ない床下に巣をつくり度々室内に侵入することがあるため、建物周りを清潔に保つことが害虫対策の第一歩と言えるとおもいますよ。」
登内:「久しぶりに別荘に来て薄暗い中に虫の死骸がいたら心臓に悪そうですね。駆除などの処置は室内や建物周りに行うのですか?」
森山:「はい。先のお話にあるように、床下や建物周りが中心となります。室内には見回りをする際に全体を点検しますが、空間消毒はほとんどせず、侵入しやすい箇所を中心に施工しています。」
登内:「空間消毒というのは、市販されている煙が出るような処置のことでしょうか?」
森山:「はい、そうです。」
登内:「なぜそれを行わないのですか?」
森山:「我々のような害虫の防除作業を行う業界に推奨されている考え方に基づいています。簡単に言うと、”人の健康に対するリスクと環境への負荷を最小限にとどめる方法で処置しましょう”ということですね。害虫が駆除できても人やペットの健康が害されては元も子もありませんので、第一に健康への配慮をするようにしているためというと聞こえが良さそうですね(笑)先にお伝えした通り、主に害虫が侵入しやすいところに施工をすることが効果的と考えているためとご理解いただければとおもいます。」
駆除は1回では完了しない
登内:「駆除は1回では済まないのですか?」
森山:「経験上のお話になってしまいますが、1回きりの処置では収まらないことが過去に多々ありました。1回ないし2回など少ない回数で処置を行っても効果は一時的なものでしかありませんでした。私の知る限り薬剤の効果が数年単位で続くような魔法の薬はありません。我々は毎月繰り返し処置を行うことにより、それぞれの家の特性を把握し、要注意箇所を重点的に消毒することで駆除効果が上がると実感しております。」
梅雨は要注意!油断は厳禁!
登内:「さいごに、これからの季節にご注意いただくべきところなどあれば教えてください。」
森山:「梅雨の時期ですので、山アリ(クロアリ)や蜂が活発になります。蜂については6月中は巣作りが盛んな時期ですが、気づかずにおくとあっという間に大きくなります。市販されているトラップはこの巣作りの時期には効果的ですが、それを夏の間ずっと取り外さないと逆にほかのところから蜂を呼び込んでしまう場合もありますのでご注意いただくと良いとおもいます。」
登内:「油断大敵、ということですね。我々もお役に立てることがあれば駆け付けますので、安心してお過ごしください。今日はありがとうございました。」
森山:「ありがとうございました。」
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