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【軽井沢別荘管理部日誌】寒い季節がやってきますね  薪ストーブ 編

別荘管理部が一緒にお仕事させていただいている各業界のプロに軽井沢での別荘ライフに必要不可欠な情報を伺い、発信していくコーナーです☆

これからの季節、薪ストーブをご所有の方は使用する機会が増えるとおもいます。
今回は薪ストーブ専門の「あさまストーブ」 の高橋さんに楽しみ方についてインタビューしました。

薪ストーブを上手く焚くコツ

橋本:「焚き始めは着火剤などを使用するとおもいますが、なにか注意などありますか?」
高橋さん(以下敬称略):「着火時は煙が出ますよね。着火時の煙(未燃ガス)は火がつくとおさまりますので、パッと火が付いて燃えてくれる「パラフィン系」や、おがくずや間伐材と植物オイルを合わせて固めた「木質系」の着火剤などがお勧めです。」

橋本:「焚き始めはどのような事に留意すると良いですか?」
高橋:「基本的には下から焚き付け材を組み着火させる方法が良いかとおもいます。ポイントとしては着火剤の炎を遮らないように組んでください。
焚き付け材を組んだ際の接点をなるべく小さくし、空気の通り道を作ってあげることがコツです。」

橋本:「薪以外に紙などは燃やしても良いですか?」
高橋:「少量なら問題ありませんが、印刷物などのインクには有害物質が含まれている場合がありますのでたくさんは燃やさないほうがよいでしょう。
紙の灰はとても軽いため、ドラフトで吸い上げられてしまう場合があります。
煙突トップから灰が飛散してしまう事や、ひどい場合は煙突を詰まらせる原因にもなりますので基本的にはNGです。」

橋本:「しっかり燃えてきたところで、「良い状態」をつくるにはなにか工夫がありますか?」
高橋:「炭化した薪を崩し、炉床いっぱいに熾火を絨毯のように敷き詰めることです。
薪ストーブ全体が均一な温度を保つためにも重要ですし、追加した薪が効率よく燃焼してくれます。」

橋本:「薪ストーブを使用した得技(とくわざ)などありますか?」
高橋:「薪ストーブの除湿機能です。
なぜ暑い時期にわざわざストーブを焚くのか。
軽井沢の夏は湿気ることがしばしばあります。
そんなときは、焚付け材をほんのちょっと焚くだけで、室内がカラッと乾いて過ごしやすくなります。
目安は、焚付けや細い薪を数本焚く程度です。
オフシーズンでも、たまに焚いておくことで、小動物が煙突内に巣をつくるのを防ぐ効果もあります。」

焚き始めは火柱が立つようにすると良いのですね。
丁寧にレクチャーをしてくれる高橋さん。マニアックな情報もたくさん盛り込んでくれました。


広葉樹と針葉樹の薪の違いと掃除のタイミング

橋本:「広葉樹の薪と針葉樹の薪とで何が違うのでしょうか?」
高橋:「針葉樹は樹脂が多く、パッと火が付きます。この特徴を活かし、焚付け時には針葉樹の細薪を利用することが多いです。
ある程度火が育ったら、広葉樹の中細薪、太薪の順で足していくとスムーズに燃えます。
広葉樹はゆっくりと燃え、熾火をつくります。
着火が早いのが針葉樹、火持ちが良いのが広葉樹。
どちらが良いということはなく、両方あると薪ストーブの着火はとても楽になります。
両種、よく乾かしてあることが重要で、乾燥の甘い薪は煤や煙を多く発生し、煙突詰まりストーブの故障の原因になります。」

左から、焚付材、薪(小)、薪(中)、薪(大)。順にくべていくと良いそうです。

橋本:「薪ストーブの掃除はどのタイミングが良いのでしょうか?」
高橋:「決まりはありませんが、梅雨前に炉内の灰は取り除いておくと良いです。
煙突掃除を外注するなら、7・8月に済ませておくのがお勧め(秋は予約が取りづらい)。
使用頻度に応じて掃除の頻度も異なります。
設置当初に比べて燃えにくかったり、煙の逆流、ガラスがベッタリとした汚れで真っ黒になったりするのは、要・掃除のサインです。」

薪を入れる体験をさせてもらいました。追加投入の際はグローブが必須です。

橋本:「薪ストーブにある灰はシーズン中は掃除したほうが良いのですか?」
高橋:「使用期間中は、2〜3cmの厚さで灰を残しておくと良いでしょう。
防熱効果の高い灰を残すことで、炉床を守り、焚く時に着火しやすくなります(灰の防熱により熱が逃げにくいため)。
掃除はさほど気にする必要ありませんが、ガラスの煤汚れはマメにきれいにしておきましょう。
放置すると汚れが落ちにくくなります。
湿らせた雑巾にサラサラした灰を取り、ガラス面を磨けば、簡単にキレイになります。
落ちにくい場合は、ストーブ用のガラスクリーナーを使うと良いでしょう。」

橋本:「火を取り扱うので難しさや不安を感じる方も多いのですが、なにかフォローなどもいただけるのですか?」
高橋:「薪ストーブはさまざまな種類がありますので、知りたいことや焚き方の説明やちょっとしたコツなど困ったことがあればご連絡ください。
雲場池のそばにあるショールームでもご相談を承っております。また、火のある暮らしのご提案もさせていただいております。」

ご協力会社様情報

あさまストーブ
暖炉・薪ストーブ専門店「あさまストーブ」は、軽井沢を拠
点とし、長野・群馬・山梨で施工販売しています。

〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢354-7
0267-31-6613
9:00~17:00 定休日 日・祝祭日
http://asama-stove.com/

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