田舎のおばあちゃん家で過ごしたようなそんな時間がご馳走です
爽やかな風がそよぐ庭でごゆっくりお寛ぎください
157号線を走っていると見えてくる、お洒落な看板が目印。
建物と同じ落ち着いた色合いが周りの緑とマッチしています。
目次
南軽井沢(発地)エリアを選んだ理由について
以前塩沢でやっていたのですが、同じ敷地内で目に見える形で農業をやりながら飲食をやりたいなと言う思いで、今の場所に移動しました。
軽井沢の中でも唯一この辺だけ里山の風情が残っていて、軽井沢らしくはないんだけど、信州の田舎っぽいという。
軽井沢でも街中に行けば、東京にあるような格好良いお店っていっぱいあると思うんですけど、どちらかと言うと田舎を体験してもらえるようなお店にしたいなと思っています。
この場所は最初は酷い状態でした。
重機を借りて平らにしたり、ステージを造ったり、川も水路を造って水を循環できるようにして。
周りの立垣やウッドデッキ、裏の薪小屋も自分たちで作ったんです。食べ終わってから1時間くらい外で遊んでいく人も結構いて。
オタマジャクシはもちろん、ドジョウ、ヌマエビ、ゲンゴロウなどがいるので、それを楽しみにきてくれる子供も多いです。
料理一覧
お店のこだわりと人気メニューについて
何と言ってもお米が主役の店なので、無農薬の「あいがも米」を昔ながらの薪をくべたかまどで炊くご飯というのが一番のこだわりです。旧浅科村、現在の佐久で合鴨農法で育てているお米を使っています。
そこは長野県の中でも希少な特Aというお米作りに一番良いといわれている土地なんです。
この辺も休耕田になって、農薬・除草剤を使わなくなったから川が綺麗になって、蛍がいっぱい出るようになったという背景があるんです。
そこで、最初は敷地内でも無農薬の合鴨農法で始めたのですが、軽井沢は猛禽類に鴨が狙われてしまうので、合鴨農法は難しくて。
ここで育てている古代米は青田刈りと言って、穂を付ける前の青い状態で刈ったものを乾燥させて、お正月のしめ縄飾りにしています。
去年はもち米を作って、お正月にお客さんにお餅を振舞ったりもしたのですが、今年は初めて「ゆめしなの」という寒さに強い長野県の品種を育てています。
うまく美味しいお米ができれば、お店でも召し上がっていただければと思っています。
来店されるお客様は県外の方が多いので、信州味噌で味付けしてある料理がよく引き合いに出るのかなと思います。
福味鶏も信州のブランド鶏ですし、豆腐は白ほたる豆腐さんです。
野沢菜の天ぷらはこの辺では結構食べると思うんですけど、東京の人からすると漬物を揚げるというのが新鮮みたいですね。
最後にメッセージをお願いします
”同じ敷地内で目に見える形で農業をやりながら飲食をやりたい”
そんな思いで一から開拓して発地へ移転してきた「御厨」
”美味しかった”という気持ちはもちろん、信州の田舎を体験できます。
うちは料理屋だからご飯を食べてもらうことは当然だと思うんですけど、美味しかったという気持ちの他に何か持って帰ってもらいたいと思っています。
それがこういう懐かしい雰囲気だったり、子供が遊んで田舎の体験をできたりとか、食事の他に何か持って帰ってもらいたいという思いでお店をやっています。
かまど炊きと言っているお店でもガスのかまどを使っているお店が多いのですが、うちは本当に薪をくべて炊くかまどです。かまどでご飯を炊くということは、最初は難しかったです。
教えてくれる人がいなかったから、毎日夜中まで練習して。
子供はもちろんだけど、今の人にとってはこれが新しいんですよね。
薪を使った火でお米を炊くという姿が新しくて。逆に年配の人たちは「ああ、子供のころこうやってお母さんがやってた」とか「おばあちゃんちにこれがあった」とかそういう になって。
うちのご飯を食べて「お母さんを思い出しちゃった」って涙したおばあちゃんもいて。
そんなご飯を味わっていただきたいです。
店舗情報
【和食】御厨 MIKURIYA
店主
朝倉 謙太郎さん
〒389-0113
長野県北佐久郡軽井沢町発地2127
0267-41-6741
7:15-16:00(Lo15:00)
定休日:5~10月 無休
11~4月 水曜日
駐車場有
HP https://www.mikuriya-kamado.com/
関連店舗
ベーカリーカフェ ココラデ 御代田店
HP https://cocorade-miyota.jimdo.com/
ベーカリーカフェ ココラデ 長野稲里店
HP https://cocorade-nagano.jimdo.com/
Cafe 花’co
HP https://cafe-hanaco.jimdo.com/
・子供連れ可・貸切可・ペット可※テラス席
※英語のメニューがあります