全国各地から美食家の集う軽井沢。
そんな軽井沢周辺で人気のある気になるグルメを3店舗取材してきました。
昔なつかしい軽井沢の味
バナナパイが食べられるお店
元々高崎で長年ケーキ屋を営まれていたんですよね
もみの木石谷さん(以下敬称略):はい、高崎では近隣にケーキ屋が無かったこともあってかオープンから30年間毎日とても忙しいお店でした。今は高崎店を息子が継いでくれて、軽井沢店は私と妻2人で営業しています。
軽井沢はなぜ移転先の候補になったのでしょうか
石谷:私が元々若いころに銀座ヴィクトリアで長年働いており、その頃夏のシーズン(5月~10月)は旧軽井沢銀座のロータリーにある軽井沢店で働き、冬季は東京で働くという生活をしていました。その頃の縁もあって軽井沢がとても気に入っていて、いつかは軽井沢でお店を出したいと長年思っていました。
もみの木の人気メニューの「バナナパイ」もその頃の味なんですよね
石谷:そうなんです。バナナパイはヴィクトリアの頃のお客様にはとても馴染み深い味なんです。軽井沢へ移転してからはこのバナナパイがきっかけで新聞やテレビ局等から取材を受けることがあり、その頃を知るお客様が来店くださるようになりました。(取材中にいらっしゃるお客様も、皆様必ずバナナパイを買われていました。中にはおひとりで3つ購入されるお客様も)
軽井沢でケーキ屋を営む魅力はどんな所に感じますか
石谷:やはりこの豊かな自然の中に身を置いて営業できるというところです。お客様も皆さまとても時間や心にゆとりがあるように感じます。うちはイートインスペースもあるので、外の景色も楽しめるこの店内で、ゆったりとコーヒーとケーキを愉しむお客様も多いです。高崎店はとにかく忙しく、繁忙期の冬には文字通り休みなく働く日々でしたが、今はそういったところから比重をシフトして、充実した時間をゆったりと過ごしながら営業しています。
お客様はどのようなお客様が多いですか
石谷:夏の方が忙しいので、別荘のお客様も多くいらっしゃいますが、中には御代田や軽井沢に定住されているお客様もいらっしゃいます。風越公園からも近いので、カーリング帰りにうちでコーヒーとケーキを愉しむお客様もいらっしゃいます。また、妻がチェロを習っている縁でチェロの先生に来て頂いてうちでミニコンサートを開くこともあります。チェロの生の音はとても奥深い魅力があるので、ぜひチェロが聴ける日にもいらしていただきたいです。
最後に、読者の方にメッセージをお願いします
石谷:うちは新しいケーキや今風のケーキはありませんが、基本に忠実にベーシックな味を作り続けています。昔の味を知る人も知らない人も、ぜひどなた様もゆったりとした時間を楽しみにお気軽にいらしてください。
もみの木
〒389-0113
長野県北佐久郡軽井沢町発地1293-7
0267-46-8384
営業時間 11:00~17:00
㊡ 木・金曜日
駐車場 有(6台)
テラスのみペット可能