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01BAKERY(ゼロイチベーカリー)

カラダとココロが喜ぶパンを
日々丁寧に焼き上げる

01BAKERYがスタートした経緯はどのようなきっかけだったのでしょうか

01BAKERY松村さん(以下敬称略):カクイチ様とのありがたいご縁で出店のお誘いをいただき、2022年7月に軽井沢にオープンしました。01BAKERYは埼玉県所沢市で15年続くパン屋(自家製酵母ぱんと手づくりあんこの店いちあん)の2号店で、当時いちあんの製造チーフを務めていた私が家族と共に軽井沢に移住して店舗を運営しています。

01BAKERYという名前の由来を教えてください

松村:新たな文化や創造の起爆点になる、ゼロからイチを生み出す場所になる、という意味合いを込めてカクイチさんと共同で考案しました。

01BAKERYは、いちあんと比べるとどんなパン屋さんですか

松村:パン文化が根深い軽井沢の地域性もあることから、ハード系パンを中心に柔らかいパンや総菜パンなども種類が豊富です。移住者も多く、多様な感性を持つ人も多い軽井沢にマッチした独創的な創作パンも多くあります。

バケットなどの定番のパンにも01BAKERYらしさがありますか

松村:生地をじっくりゆっくり熟成させることで小麦本来の旨味を引き出している事と、自家培養甘酒酵母特有の優しい甘味が味わいに奥深さをもたらしていると思います。

パンに使っている材料のこだわりを教えてください

松村:出来る限り、その素材がどこから来たもので、どんな人が関わって、どのように作られているかをお客さまに説明できるものを選んでいます。材料として使っている岩深水は出所が明確(滋賀県岩間山の地下深層水)で希少な超軟水です。口あたりがとても柔らかく、体にスーッと入る感覚があります。雑味が少ないため、より「らしい」パンの味わいを引き出しやすいと感じています。パンをはじめとして、自家製シロップの炭酸割の炭酸水になど幅広く使用させていただいています。ちなみに01BAKERYの店内壁材(シリカライム)は岩深水が沸き出る岩間山の鉱石を原料に作られています。他にあまり例が無いのか、お客さまにこのお水のストーリーをお話しすると皆さん興味深く聞き入ってくださります。

こちらの地域の食材などを使っている商品はありますか

松村:季節によってですが、柳沢農園さん(軽井沢発地)のトマト、地輪舎さん(井上さん/御代田町)の野菜、田寧さん(たんぼね/御代田町)の米糠など、農薬や化学肥料に頼らず育てられた野菜などを使わせていただいています。

人気・おすすめ商品を教えてください

松村:一番人気は「放牧卵のクリームぱん」です。自家製のカスタードクリーム(放牧卵(黒富士農場さん/山梨県)と低温殺菌牛乳(丹波乳業さん/兵庫県)、北海道産純生クリームと甜菜糖で作る)をたっぷり包んで焼き上げています。全てがおすすめと言いたいところですが、2024年の新作という観点で「米糠のスコーン」が一押しです。サクッと感・しっとり感が心地良く、ほのかにお米の風味を感じられる優しい甘味のスコーンです。米糠はお世話になっている田寧さん(御代田町)と飯鉢さん(山形県鶴岡市)が作る栽培期間中農薬不使用のお米からとれる米糠を使用しています。

この先の展望や目標はありますか

松村:01BAKERYらしさを大切に変わらず美味しいパンを焼き続けていくと共に、より良い食の未来や社会のお役に立ち続けていけるよう、日々自分たちにできることから重ねていきます。

軽井沢でパン屋を営むことの魅力ややりがいはどんな所に感じますか

松村:多様な価値観を持った方も多いため、いろいろなつながりの中で考え方や物事のとらえ方など良い意味での刺激を受けることも多く、本質的なところこそ揺らぎませんがお店作りのアップデートを重ねることを意識しやすいと感じています。

沢山素敵なお話をありがとうございました。最後に、読者の方へメッセージをお願いします

松村:素材を活かし手間隙を惜しまず、カラダとココロがよろこぶパンを日々丁寧に焼き上げています。ぜひご来店くださいませ。お待ちしています!

軽井沢駅から車で10分

01BAKERY(ゼロイチベーカリー)

〒389-0111
長野県北佐久郡軽井沢町長倉2213-8

[icon name=”phone” prefix=”fas”]0267-31-0590
[icon name=”clock” prefix=”fas”]営業時間 7:00~17:00(冬季は9:00~17:00※冬季12-3月)
㊡ 月・火・水曜日(GW等の連休中は上記曜日も臨時営業有)
[icon name=”car” prefix=”fas”]駐車場有6台